年の暮れも押し迫った12月23日、悲しいことに、父親が小学生の息子を巻き添えにして焼身自殺を図ると言う事件が発生しました。 父親は亡くなり、息子は重体。
何故父親は、一緒に死のうとまでするほど愛する息子を道連れに死のうと思ったのでしょうか?
事件の概要を見て私たちが思ったことは「父親は子供に会いたかったんじゃないか?」と言うものです。
実は離婚調停中や離婚後、子供に会えないと悲しんでいる父親はたくさんいるのです。
日本では子どもの親権は母親が有利で、父親が親権を取るのはかなり難しい現実があるのです。
「父親にだって面接権はあるはずでしょ」と思うかもしれませんが、それでも会えないことは多いのです。
母親に子供を連れて出て行かれたら、それだけでもう、父親の立場は弱くなってしまうのが日本の今の現状なのです。
そして、2012年12月23日。
世の中の家庭はクリスマスムードで幸せいっぱいでしょう。
父親も子どもへプレゼントを用意していたかもしれませんね。
同僚などのクリスマスの予定をうらやましく聞いたかもしれません。
そこに、また、”子供に会えない”と言う現実を突きつけられたら…。
この父親の心情を思うと、この事件の悲しさが伝わってくるようです。
もちろん、子供を巻き添えにすることは良くありません。
しかし、ここまで父親が追いつめられてしまうと言う現状が今の日本にはあると言うことです。
面接権と言うよりも面接交渉権と言った方が良いかもしれませんね。
「子供に会いたいから会わせてほしい-」
それでも母親が何かと都合をつけて断ることも珍しいことではないのです。
とても悲しい事になりました。
読んで頂きありがとうございます。
東京探偵事務所