
問い合わせで「GPSの履歴を裁判の証拠で使って、慰謝料請求したい」というお客様がいらっしゃいます。
最近探偵に調査依頼をするのではなく、自分でGPSをレンタルして浮気調査をする人が増えています。
自分でGPSを格安でレンタルしているので浮気調査としては安く済みます。
弊社にもGPSをレンタルしてほしいとという問い合わせも結構あります。
そこで先日、あすなろ法律事務所の國田武二郎弁護士に質問して回答していただきました。
結論として、弁護士の先生によると、裁判においてGPSの履歴は証拠として使えないと言う事です。
その理由として
- GPSは正確性に欠ける
- だれとだれがどこにいたかが証明できない
なのでGPSの機械がどこに言っているのかの大まかな確認はできますが、証拠としては使えません。
最近大流行のGPSは超危険! 自分で浮気調査した女性逮捕 20日間拘留で犯罪者

驚愕の話を弁護士の先生よりお聞きしました。
そのお話というのは「彼氏(既婚者)の自動車にGPSを取り付けて、取り外しに行った際、彼氏の奥様に見つかり警察を呼ばれ現行犯逮捕、さらに交拘留期間は20日で奥様から慰謝料請求を受ける」という事でした。
弁護士の先生の話では許可もなく他人の自動車にGPSを取り付けるという行為は「住居侵入罪や器物破損」という事になかかねないそうです。
実際、警察もこのような事件に対しては大変厳しいようです。
昨年、警察が勝手に犯罪人の自動車にGPSを取り付けた事件において、裁判所はGPSを勝手に取り付けてることは違法という判決を出しています。
もしこの記事を見ているあなたでGPSをレンタルしようとしていたり、GPSをレンタルして自分の自動車以外に取り付けていたら注意してください。
もしかすると自分は悪くないのに犯罪者になる可能性があります。
犯罪者になると一生人生を棒に振ることになります。
浮気調査は自分でするのではなく、プロに任せることをお勧めいたします。