国民生活センター 探偵クレーム5,000件突破!
先日、国民生活センターが2016年度探偵(興信所)クレームにかかわる相談件数の発表がありました。
探偵(興信所)に対する相談件数は5,224件です。
毎日14件以上の相談があるという事です。
前年の2015年は2,756件でしたので2倍に増えているという事です。
この探偵クレーム相談件数は異常に多い件数です。
国民生活センターに相談のある内容でダントツ1位は「生活関連(水道、ガス、電気、電話)」の相談総件数が年間約10万件です。
なので探偵(興信所)に対する相談件数5,224件は生活関連の1/20という事になり、一業種とすると異常に多いという事なのです。
例えば、国民の殆どが持っているスマートフォンで、2016年度スマートフォンに関する相談件数は9,916件、スマートフォンを利用したデジタルコンテンツに関する相談件数55,921件です。
スマートフォンを利用したデジタルコンテンツに関する相談件数55,921件と比較してみましょう。
探偵(興信所)は5,224件ですので約10倍という事になります。
探偵(興信所)を利用する人はスマートフォンを利用しているうちの10人に一人いるでしょうか?
国民生活センターが発表した事例を確認してみましょう
- 嫁の不貞調査を興信所に依頼したが、頼んだ時間帯の調査をしていない。その分の料金は返金してほしい。
- インターネットで探した興信所に夫の素行調査を依頼したが、報告書もなく「何もわからなかった」と言われた。騙されたと思うので返金してほしい。
- 息子がアダルトサイトに入ってしまい高額な請求を受けたので、探偵に処理を依頼してしまったがおかしいと思い始めた。解約可能か。
- 別れた男性と復縁したくて探偵業者に身辺調査を依頼したが、対応が不満なので解約すると伝えた。業者は返金に応じないばかりか、追加の違約金が発生すると言う。どうしたらよいか。
- スマートフォンでアダルトサイトを閲覧したら会員登録になり、退会希望をタップすると電話がつながった。「お金を振り込まないと被害届を出す」と言われ、怖くなり、ネットで調べた消費生活センターに依頼したつもりが、有料の探偵事業者だった。解約したい。
- スマートフォンでアダルトサイトをクリックしたら、登録画面に切り替わってシャッター音が鳴った。ネットで調べた相談窓口に連絡し、口頭で解決を依頼してしまったが、後から探偵業者だとわかった。断りたい。
- スマートフォンでアダルトサイトをクリックしたら、登録画面に切り替わってシャッター音が鳴った。ネットで調べた相談窓口に連絡し、口頭で解決を依頼してしまったが、後から探偵業者だとわかった。断りたい。
- 携帯電話にアダルトサイトの未納料金請求メールが届いた。相談しようとインターネットで検索し、公的機関だと思って見つけた探偵業者と契約し、料金を支払ってしまった。今後がどうなるか心配だ。
- インターネットで調べた興信所に電話をかけて夫について相談をすると、明日までに戸籍謄本を取ってくるように言われた。断ることはできるか。
- パソコンのアダルトサイトに登録されたため、インターネットで見つけた探偵業者に相談した。契約書が届いたが、電話で説明された料金より高く請求された。不満だ。
- パソコンのアダルトサイトに登録されたため、インターネットで見つけた探偵業者に相談した。契約書が届いたが、電話で説明された料金より高く請求された。不満だ。
9割のお客様が泣き寝入り
これはあくまでも国民生活センターに探偵トラブルで相談があった件ですので、相談できずに泣き寝入りした人の事を考えるとこの5,224件の10倍(50,000件以上)から100倍(500,000件以上)はあると考える方がいいと思います。
ちなみに東京都内で探偵業として公安委員会に届け出を出している探偵業者は約3,000件です。
その中で探偵業として仕事をしている探偵は20%以下(600件以下)です。
そして自社でお客様より依頼を受けている探偵は10%以下(300件以下)です。
するとおかしいいと思いませんか!
探偵のほとんどが関東に本社があったりしますので、国民生活センターが発表した5,224件は異常に多いと考えるべきです。
弊社に来社されたお客様が他の探偵のクレームを言っていたり、弊社と提携している弁護士の先生からは「探偵を訴える事案が増えている」と伺っています。
弊社に来社されたお客様や弁護士の先生にクレームになっている探偵を確認するとその殆どが「皆さんが知っている探偵」です。
→国民生活センター(外部サイト)
失敗したお客様が探偵を選んだ方法
- 有名だから
- テレビでよく見るから
- 安いから
- インターネットで広告を出しているから
- 探偵比較サイトで良い事が書いてあったからです。
しかしお客様は探偵の選び方がわからないので仕方がない話です。
ではそうしたら探偵選びで失敗する事なく依頼する事が出来るのかをご説明いたします。
次はこちら探偵選びで失敗しない方法です。
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