探偵選び失敗談

先日当事務所を訪れた都内のクライアント様の事例をお伝えしたいと思います。

クライアント様が東京探偵事務所を訪れた理由は、【全国展開している大手有名探偵事務所に騙されたから】と言うものでした。

クライアント様が依頼した大手探偵事務所は、とても有名で、規模の大きい有名な探偵事務所です。

そんな事務所がどうやってだますのか、クライアント様の話をもとに、ご紹介したいと思います。

クライアント様の依頼はご主人の浮気の証拠確保です。

証拠が取れたら、慰謝料請求をしたいので、【裁判に使える証拠】をお願いしたそうです。

その依頼に、その大手探偵事務所は「大丈夫です！当社は裁判に強い証拠をそろえることが可能です！」と請け負ったそうで、クライアント様は安心されたとのこと。

そして１週間後、その大手探偵事務所が提出してきた報告書は、素人から見てもどうみても使い物にならないモノでした。

まず、人物の顔もわからない、いつどこで撮られたかの記載もない、文章は稚拙で、子供の作文のよう･･･

それでも、その大手探偵事務所の人の「これで絶対に勝てますよ！」の一言で、調査料金と成功報酬と合わせて300万円支払ってその報告書を受け取ったそうです。

しかし、その後、弁護士にその証拠を持参し依頼に行った際、「この証拠では慰謝料請求は難しいです、悪徳探偵にあたりましたね、あの探偵なら仕方がない」と言われ、愕然としたそうです。

弊社でも報告書を確認させていただきましたが、「これが300万円･･･」と思わずつぶやいてしまうほどのひどい出来でした。

その後、弊社にて調査のやり直しをし、そのクライアント様は見事裁判で勝つことができたのですが、最初の３００万円があったために、結局赤字になったという結果に終わりました。


＊東京探偵事務所より探偵に浮気調査を考えているお客様へ
探偵を選ぶ時は、最低3社くらい電話をしてお客様とフィーリングが合う探偵事務所から選ぶようにしてください。

1. 気を付けて！デタラメ探偵増殖中！
2. 調査依頼をするときはこういう点に注意しよう!
3. 探偵の殆どが調査レベルが低い
4. 表ざたにならない探偵トラブル集

 

先日中野区の女性のお客様がいらっしゃいました。

内容はご主人の浮気調査をしてほしいというもの。

 

お話を伺うと近所の人から「ご主人がいつも女性と一緒に近くのコンビニにいるようですが、奥様は知っていますか」が始まりだそうです。

奥様はご主人の「IPHONEを探す」を使ってチェックをしてみると、ご主人は週に2回ほどラブホテルに行っていることが判明。

奥様は、「あの主人が浮気？　何とかしなくては」と思いスマホで探偵を探し始めました。

探偵を探すといっても探し方が分からないため、ネット広告で有名のあの探偵の比較サイトで探してみることにしました。

探偵比較サイトで全国展開をしている有名な探偵をすすめられその探偵さんに電話をすると、若い男性がとても親切な対応をしたので依頼するために事務所に行きました。

事務所では20代中ほどの男性が対応しました。

 

中略

 

探偵：弊社なら絶対に証拠が取れますよ！　しかも顧問弁護士がいるので慰謝料も確実に取れます。また調査中調査後のカウンセリングやアドバイスも行いますのでお任せください！

 

お客様：調査費用はいくらですか？

 

探偵：お客様の場合はラブホテルから出て来るところの撮影するのみなので、当社のプロの調査員５名もいれば十分、費用は調査員１名1時間当たり6,000円×5名で30,000円、それと車両代1台１日当たり10,000円×２台、バイク代1台1日当たり5,000円×1台、カメラ機材代1名１日当たり5,000円×5名で25,000円、その他実費として電車代とガソリン代。

合計5時間の調査で20万円です。

 

お客様：20万円ですか！　でも仕方ないかな。調査をお願いします。

 

◇調査開始

調査中に探偵から10分刻みで報告の連絡が入る。

 中略

探偵：今ご主人がラブホテルから出てきました。

　　　これで不貞を証明できましたお客様良かったですね！

 

探偵：今○○方面に走っています。

 

探偵：今女性を車から降ろしましたので調査を終了します。

 

お客様：わかりました。

 

お客様は後日、「探偵にラブホテルから主人が出て来るところの写真を一枚いただけませんか？」と確認してみる。

すると女性がコンビニにいると思われる後ろ姿の写真がメールで届きました。

 

お客様は、「ん！」ホテルから出て来るところの写真ではないため探偵に電話をして「先ほど頂いた写真ではなくラブホテルから出て来るところの写真がほしいのですけれど」と言ってみると

 

探偵：夜は暗いので撮影できないのが常識。お客様！何を言っているのですか？

 

お客様：暗くてもよいので写真を下さい。調査員5人出ているのでしょ！

 

探偵：だから〜写真は無いと言ってるでしょ！

 

お客様：えっ！　そこを撮影するのが探偵ではないのですか？

 

探偵：だからぁ〜　女の写真があるから不貞の立証が出来てますよ！

 

お客様：わかりました、今後どのように主人と話していけばいいですか？

 

探偵：そんなこと知るわけないじゃん！

 

お客様：ホームページにアフターフォローもしますって書いてありましたよ！

 

探偵：するわけないじゃん！

 

お客様：騙しですか？

 

探偵：しいて言えば、このような電話に対応していることです！

 

お客様：えっ！　では清算してください

 

探偵：わかりました

 

その後2週間たっても連絡がないためお客様が電話するも出ず。

 

それ以降毎日電話とメールで連絡するも応答なし。

 

結局1ヵ月後に清算書が届きお客様驚愕！

お客様の自宅から5キロ以内の調査にもかかわらず○○費○○費とあり2万円以上の請求だったそうです。

そしてお客様は自分自身でラブホテルに張り込みをしてIPHONEでご主人と女性が出て来るところの撮影に成功。

その時お客様は夜でも撮影できることがわかり、初めて「依頼した探偵がいい加減だった」事に気づいたそうです。

ただまだ証拠が不十分なので慎重に探偵選びをして弊社にいらっしゃいました。

 

士業様より連絡が入りました。

内容は「顧問先の社長さんが探偵に不信感を感じているので相談にのってほしい」との事でした。

社長様と面談し話を伺うと妻が浮気をしているみたいなので「ネットの探偵比較サイトでおススメと言う探偵に依頼」したが「対応が悪いのと勝手に調査をされ追加費用が高額で困っている」との事でした。

 

契約書を拝見すると「調査費用はお試しと掲載してあり4時間で7万円」と記載してありました。

しかし勝手に追加調査を行い追加4時間で50万円と高額な請求をするという手口でした。

 

社長様は「契約時に探偵はこの費用で調査できる」と言っていたのに「追加料金が発生する事や勝手に調査する事は聞いていなかった」との事です。

 

１の女性のお客様は20数万円という被害、2の男性は47万円の被害、このように探偵比較サイトで探偵選びをして被害に遭っているお客様が大変多いのが現状です。

しかも上記探偵事務所はネットで探偵比較サイトで有名な同一の探偵事務所。

探偵比較サイトはグループで運営し「自作自演」なので参考程度にしてください。

お客様が探偵選びで後悔しない方法を教えます詳細は下記をクリック↓

→絶対に失敗しない探偵の選び方

先日、東京探偵事務所にご主人の浮気で相談に来られた女性のお客様に、東京内でとても実力のある弁護士の先生を紹介させていただきました。

お客様は、ご主人が浮気しているので離婚したい、また離婚の時に慰謝料がほしいとの事でした。

結婚して2年、夫婦共働きで子供なし、奥様の年収約350万円、ご主人の年収約300万円、奥様の預金50万円（独身時代に貯めたお金）、ご主人の預金約100万円。

 

そこで弁護士の先生と離婚や慰謝料の話などの確認をし、最終的に弁護士の先生から「浮気の証拠があった方が離婚や慰謝料の交渉しやすいので、調査した方がベストでしょう」とお客様は言われていました。

後日、そのお客様より弊社に電話が入り、「大手探偵事務所と契約」されたそうです。

 

お客様に大手探偵事務所に依頼された理由を伺ってみました。

お客様：「東京探偵事務所さんは慰謝料取ってもらえませんよね！」、「紹介して頂いた弁護士も100万円〜200万円が妥当でしょう」でした。

しかし大手探偵事務所さんは、調査費用が始めに250万円かかるのですが「浮気調査後には弊社が相手に慰謝料請求して１千万円回収します！この件なら1,000万円は簡単に取れますよ！、うちのお客様は皆このくらい取れてますよ、なんなら借金させてでも払わせます」と言われ「ここなら慰謝料を取ってもらえ、750万円入るので安心して依頼できる」と考え、キャッシングして依頼したそうです。

お客様にとって探偵に浮気調査を依頼して、その後には「慰謝料」を取ってもらえれば、こんなに便利な事はありません。

 

「前の探偵が調査は主人にバレるは、慰謝料が1円も取れず大変な思いをした。お金はもう無いけれど何とか慰謝料が取れるように上手くやってもらえませんか？御社は慰謝料請求に強いのですよね」と電話が入りました。

弊社としてはどうする事もできないためお断りをさせていただきました。

 

探偵は、お客様の「弱みや欲」に付け込んでお金を取る事を目的としている場合がとても多い事も現実です。

探偵は仕事（お金）がほしい為に「慰謝料を取ります」と言っているだけです。

実際には調査が終わると調査報告書が郵送で送られてきます。

そしてお客様が慰謝料等の話をするために探偵に連絡しても一切連絡が出来なくなります。

もしくは、「調査はしたので後はご自身でやってください」と言われるだけです。

→探偵はお客様の「弱みや欲」に付け込む

 

探偵が「慰謝料を取る！回収する！」とお客様に説明したり、実際に慰謝料請求した場合は非弁行為になります。

なので言ってはいけない言葉です。

＊探偵が本当に浮気相手などに慰謝料請求したり示談交渉した場合は「2年以下の懲役又は300万円以下の罰金」（弁護士法77条）。

＊相手からは恐喝で訴えられる場合もあります。

 

一般的な家庭の場合は慰謝料1,000万円なんて取る事なんてできません。

弁護士の話では、一般的に裁判で取れる浮気の慰謝料は、平均して50万円〜200万円程度が相場で、良くて300万円くらいでしょうとの事です。

 

お客様は1,000万円が手に入ると考え、大手探偵事務所に依頼されたようですが、一般的に考えると、ご主人の年収や預金の金額では、慰謝料1,000万円という金額は非現実的で難しいと思います。

計算してみましょう。

大手探偵事務所の調査費用の相場が1日で120万円ほど。

それを３日ほどかけて調査を行うと360万円。

仮に慰謝料が300万円入っても、弁護士費用と調査料金でマイナスになってしまいます。

→調査費用でお客様が騙されやすい探偵の事例

 

1. 探偵が「慰謝料取ります」と言ってきたら依頼しないこと
2. 一般的には非現実的な金額は請求できない
3. 慰謝料の金額と相手の懐事情のバランスを考えること
4. 一般的な家庭の場合、浮気調査費用に100万円以上使わない事