更新日:2021/5/2
弁護士とは「裁判」や「事件」などでよく裁判所でかっこよく相手を攻めているイメージがあります。
「弁護士は事件の時に必要な人なの?「弁護士はどんな仕事なの?」などについてこのページではお客様が浮気問題や一般生活において関係してくる離婚・慰謝料請求(民事事件)をメインにわかりやすく説明いたします。
初めに弁護士とは
弁護士とは、依頼を受けて法律事務を処理することを職務とする専門職である。
依頼者に代わって代理人として相手と交渉できる権利を持っている人である。
弁護士の職務
◆民事
原告・被告等の訴訟代理人として主張や立証活動等を行う。
「離婚」・「慰謝料請求」・「交通事故」・「遺産相続」・「破産」・「民事再生」・「会社更生法」の申請などの法的倒産処理手続やこれに関連する管理業務などの法律事務や示談交渉、関連する法律相談も行う。
◆刑事
弁護人として被告人の無罪を主張し、あるいは適切な量刑が得られるように、検察官と争う。
民事業務の分類
- 家事問題(離婚・慰謝料請求・相続など)
- 消費問題(借金・破産など)
- 労働問題(サービス残業・不当解雇など)
- 企業法務(M&A・知的財産・民事再生など)
弁護士と司法書士と行政書士の違い
弁護士と司法書士と行政書士ではできることが違います。
弁護士 | 司法書士 | 行政書士 | |
慰謝料請求交渉 | 〇 | △ | × |
慰謝料請求裁判 | 〇 | △ | × |
離婚交渉 | 〇 | △ | × |
離婚裁判 | 〇 | △ | × |
△:特定の条件あり
司法書士と行政書士の職務
◆司法書士
専門的な法律の知識に基づき、個人や企業からの依頼で法律に関連する書類の作成や手続きを代行することです。
メインの業務は不動産登記や商業登記などの登記業務となります。
簡易裁判所にて取り扱うことができる140万円までの民事訴訟、訴え提起前の和解、支払督促、証拠保全、民事保全、民事調停、少額訴訟債権執行、裁判外の和解、仲裁、筆界特定についても代理ができます。
◆行政書士
行政書士法に基づく国家資格で、官公署(役所・役場)に提出する許可・認可に関する書類を代理作成することです。
飲食店の営業許可や、建設会社の建築許可など各種手続きや申請の業務になります。
こんな場合は弁護士に依頼しよう
こんな時は弁護士に依頼すると解決できます。
相手編
- 相手は口が上手い
- 相手と話し合いにならない
- 相手と考えが合わない
- 相手が高圧的
- 相手が嘘つき
目的編
- 慰謝料を請求したい
- 有利な離婚がしたい
- 有利な離婚と慰謝料請求したい
- 示談交渉したい
- 子供の親権がほしい
勝ちたいあなたに合った弁護士の選び方
- 「過払い金」「交通事故」をメインにしている弁護士が相談しない
- 「離婚」「慰謝料請求」をメインにしている弁護士に相談する
- 弁護士は最低3名に相談する
- 気持ちを理解してもらえる弁護士に依頼する
- 意思疎通ができる弁護士に依頼する
法テラスについて
「借金」「離婚」「相続」など、さまざまな法的トラブルを抱えてしまったとき、「だれに相談すればいいの?」、「どんな解決方法があるの?」と、わからないことに対して問題解決への「案内」をするのが「法テラス」です。
◆法テラスのメリット
- 法律相談が無料でできる
- 弁護士を紹介してもらえる
- 弁護士費用の立替えをしてもらえる
◆法テラスのデメリット
- 専門性の高い弁護士が少ない
- 高所得の人は立替え制度が利用できない
まとめ
弁護士なんてみんな同じだろうは間違いです。
弁護士選びで勝敗が変わってきます。
弁護士には得意分野があり、離婚やそれに伴う慰謝料などについては民事事件や家庭問題に特化した弁護士を雇う方が勝率が格段に上がります。
また、経験豊富な弁護士は、担当裁判官の過去の判例を見ながら、重要視されるであろう証言や証拠の傾向を考え、その裁判官にあった切り口で裁判を進めてくれることもあります。
結果、「有利な離婚ができた」「相場より高い慰謝料が取れた」など本当の意味で問題解決ができます。
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